メットライフ生命社内研修会にて講演

ご縁があり、メットライフ生命さんの社内リーダーシッププログラムでお話しさせて頂きました。

同社は 世界を代表する米系生命保険会 社だが、日本でも長い歴史を持つ。1954年にアメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニー日本支店として営業を開始、アリコ生命を統合し、メット ライフアリコ生命保険株式会社時代を経て、2014年からメットライフ生命保険株式会社として新しいスタートを切ったばかり。様々な組織変革を推進してい る同社は「意欲を高めるリーダーシップ」をテーマに大規模なリーダーシッププログラムを展開している。プログラムは、リーダーシップについてさまざまな見 識に触れることでグローバリゼーションが加速する21世紀におけるリーダーシップについて洞察を得る機会として社外のリーダー達とのセッションを設けてい る。私のセッションは「加速するIT革命。求められる企業文化とリーダーシップ」というテーマにした。

 

内容はま ず、IT革命の最先端の事例を動画などを交えて紹介し、世界で沸き立つイノベーションの例に触れ、それらのイノベーションを起こす企業の風土、文化につい て言及した。さらに、そのような環境でのリーダーシップとは、詰まるところ社員の自発性を徹底的に尊重することと、世に無いものを生み出すことを何より評 価するリーダーの存在ではないかとの仮説を提示した。

金融機関ということで、自分にとっては不案内な業界の皆さんが対象だったが、一方で UBI(Usage Based Insurance=利用量に応じて保険料が算出される保険商品)の分野でfitbitやスマホとの連動が図られるなど、この業界でもIT、IoTの活用 が進んでいる。かねて提言しているように、ITが全産業分野の「前面」(商品開発や営業、マーケティング戦略)で活用される時代に入ったことをここでも確 信した。

出席者がリーダーの方々ということで、とても熱心に聴いていただき、お話の後の質問も多く、やりがいのある機会だった。出席の方々にとって、少しでも参考になったなら幸いだ。

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